『支線4・3 真理は誤謬から生れる』。次はヘーゲルの話になる。ヘーゲルからの引用はこれまでもちょくちょくあったし、この後もたくさん出てくる。以前読んだヘーゲルの本の印象では狂気のようなことは書いてなかったが、この本ではヘーゲルの狂気の部分が書かれている。
あまりその狂気の部分にはふれずにおくと、この前読んだ本と印象が似てくる。『事実は虚構(幻想)を含んでおり、正しい選択は誤った選択の後でのみ可能だ』そしてその間違ったという経験をすることで自身は以前の自分とは異なった自身となる。その失敗は必要だったのかということでは、必要であったということになる。『すべての行為はその定義からして時期尚早であり、同時に遅すぎる。』思い立ったが吉日ということか。
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