『支線4・2 事件的な自己』。次はデカルトの話。正直デカルトは読んだことが無いのでよくわからない。有名な言葉だけは知っているがジジェク氏の解説によると思っていたのと違う感じだ。『人間が話すとき、話しているのはその具体的な身体的現前ではなく、その中に住む幽霊のような存在』、攻殻機動隊の元ネタのひとつか。
コギトという根源的な自己というものは、周囲の現実全てを幻想としてしまう。そこまで自己の中に収斂していくということで理解できるものらしい。こういう説明ではかなり仏教っぽいような気がする。この考えはシェリングを経てヘーゲルに繋がっていくそうだ。
自己の深淵の最奥部には狂気があるらしい。論理的なものではなく、とりとめのないものばかりで構成されているから狂気に陥るということらしい。そこから論理的に現実を組み立てていき、周囲の混沌とした世界に意味を与えているということのようだ。どうもよくわからない。
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