この前に読んでいた本にチャペックのRURについての話題があったが、実はチャペックの作品としてはエッセイ系のものもけっこう好きである。それにしても若くして亡くなったチャペックがけっこういろいろなところを旅行して旅行記を残してくれているのはありがたい。時代も第二次世界大戦前で移動にも難儀しなかったのだろうか?
ドイツからデンマークへ入っていく。牧畜の国というような描写が続く。コペンハーゲンはこのころからすでに自転車だらけだったらしい「自転車はすでに交通機関を超えた存在であり、ここでは、地・風・水・火という四大元素と並ぶ元素になっているのだ」というようなユーモアのある表現が魅力なのだろうな。
純血のゲルマン人の国というような表現がされている。この時代の空気なのか、チェコ人はスラブ系のはずだけどゲルマン人という人種にあこがれのようなものがあるのだろうか?
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