第5章は3章でも少し話が出てきた「リムボー」という作品をメインに扱っている。調べてみたが手に入らないようだ。まったく検索にかからない。ウィキペディアの参考文献の項目にこの本があげられているくらいだから調べようがない。
あらすじはだいたい紹介されている。リムボーの件はそれとして、当時の出版業界が「ファシズムと反セム主義」だったという指摘がされている。アシモフのファウンデーションシリーズも出版元からの影響が設定に反映されているらしい。サイボーグのような肉体を改造するような小説が少なかったのは右っぽいキリスト教的な考え方が影響しているようだ。作品というのは時代のものですねぇ。
「リムボー」の著者バーナード・ウルフという人物の来歴も興味深いし、SF作品はこれのみというのも普通ではないが、読めないのは残念。
読了。
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