第4章はパワードスーツ。何と言ってもハインラインの「宇宙の戦士」からはじまる。といっても実はハインラインはあまり得意ではなくて読んでいない。しかし、実はウェルズの「宇宙戦争」の火星人の乗り物が嚆矢ではないかという指摘。第3章のサイボーグのところで脳に特化した進化をした火星人は日常的に機械の助けを借りないと作業が出来ない存在のようだ。ウェルズのアイデアは当時の土木工事からヒントを得たのではないかという指摘。
ハインラインのパワードスーツ作品としては「宇宙の戦士」が有名だが「ウォルドゥ」という作品について解説がある。筋無力症の主人公は天才発明家でもあるという設定。自身の微細な動きを拡張できる装置を作る。遠隔操作が可能なマニピュレータに搭乗者が乗れればパワードスーツというイメージへとつながる。
「宇宙の戦士」にでてくるパワードスーツの話が続く。パワードスーツの話よりもハインラインのマッチョな部分の話の方がおおい。
その後は実際にどのような研究が行われていたのかの実例。GEでの研究がマジンガーZに与えた影響について指摘。その後の展開、エイリアン2でのマッチョとはかけ離れた展開の事を書きたかったのだろうけど、単純にパワードスーツだけの話にしておいて欲しかった。
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