2021/6/16 「カレル・チャペック旅行記コレクション 北欧の旅 カレル・チャペック ちくま文庫」

2021年6月16日水曜日

カレル・チャペック ちくま文庫 北欧 旅行記

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北欧の旅 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

オーレスンドからは貨物船のような古い船にのりかえた。今度はアメリカ人団体がいないということでとてもうれしそうだ。北の最果ての地まで貨物を運ぶ船で、それほど大きい船でないらしく時化のときは苦労したようだが、その様子もユーモラスに描かれている。

北に向かうにつれだんだん植物相が変化しているようすが描かれている。植物が少なくなるにつれて氷河が目立つようになってきているようだ。イラストも氷河に削り取られたような地形の描写が増えている。

とにかくノルウェーは鱈の国という印象をうけた。どこの港に行っても鱈が干されていて、それが臭いを放っている。こんなに鱈ばかり獲ってだいじょうぶなんだろうか?この当時はよいとしても今も鱈は獲れているのだろうか?日本では昨年まったくサンマが獲れなかったというような話があるとここの人たちは鱈が獲れなくなったら何を食べていくんだろうか?


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