オスロからベルゲンまでは鉄道で移動している。車窓からの景色の描写がつづく。スウェーデンにくらべてノルウェーの方が気候が厳しいようだ。
石と木について対句の様になっている部分がある。
「石について共感のない人は、この世の美と大いなる尊厳について多くを知らないことになる」
「そして木を評価しない人は、この世の核心的でありながら不遇な、民衆的な美の多くを見逃すことになる」
この当時チャペックが見た景色が石と木で構成されていたのだろう。イラストには厳しい気候条件で暮らしている人々の素朴な家や荒涼とした景色が描かれている。
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