”空”に関するはなし。色即是空の”空”、”無色”という言い方もするらしい。この世に存在する物は全て存在しないのだ。と言ってしまえばそれまでなのだが（そういう解釈もある）、これに関しては物理的にどうこうという事ではないらしい。
”物”は確かに存在する。ただ人間はその”物”について印象を付加している。簡単に言うと良い印象のものは役立つ、悪い印象のものは役立たない。ただ役立つとかの基準が狩猟時代を引きずっているので齟齬がでてしまう。
”物”に対する印象付けを止めて、いいも悪いもなく物を見ることが”空”という状態につながるらしい。
”物”に対して”物語”を付加することも”空”の状態になることを阻害している。”物語”を付加しなければ商売にならない時代だが、これも資本主義的な要請で始められたことであることを思い出すと”物”の本質を見るためには邪魔な情報なのかもしれない。
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