読了。主人公は最後まで迷い続けていましたね。
地球を発見するが放射能で生命は無し。月に2万年前のロボットが生き残っていて謎解きが行われる。結局このロボットが大元であり、主人公一行はロボットにいざなわれてたどり着いたという。やはり『ロボット物』を先に読んでおけばよかったらしい。
解説にもあったが一見解決したようだが、腑に落ちないという気持ちが残っているのではないか?
これは未来の話ではなく現代にも通じる話だとおもう。個々の自由を優先しすぎると不平等や相互の不理解が問題となり、共生というスケールを導入すると個人の自由は制限されざるを得ない。この小説の様にあらゆる存在と意識を共有するようになれば不理解はないだろうけど、主人公も自分がそのような存在になることについては積極的ではない。
このあとアシモフは『ファウンデーションへの序曲』と『ファウンデーションの誕生』という2作を書いている。これはどうしようかなぁと検討中。『セルダン』が主人公の様だが『セルダンプラン』自体がロボットの影響下にあったということになってしまったのであまり気が進まない。
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